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永らく依存してきた中国漆の輸入途絶を機に、日本の漆器業は産業として大きな変化を遂げた。漆器産地ごとの技術変化の具体相をとらえた好著。

馬場章著『漆器業地域の技術変化』
ISBN978-4-902695-30-4  C3025
B5判 上製・函入 145ページ
限定200部 本体 2800円+税

目 次
(口絵カラー「漆器の絵暦」・モノクロ口絵)
序 章 研究の目的と方法、および全国の生産動向
と研究対象地域の特色
第1章 漆器工業地域の技術変化と生産構造
1 木曾漆器工業地域
2 輪島漆器工業地域
第2章 漆器工業と塗物工業の併存地域における技術変化と生産構造
1 紀州(海南)漆器工業地域・会津漆器工業地域の技術変化と生産構造
2 越前漆器工業地域の技術変化と生産構造
3 高松における漆器工業の生産構造の変容と要因
4 山中における漆器工業地域の技術変化と生産構造
第3章 塗物工業地域の技術変化と生産構造
1 静岡漆器工業地域
2 名古屋における漆器工業(一閑張漆器工業・硬質漆器工業)の盛衰について
   あとがき
   英文概要
   索 引

馬場 章(ばば・あきら)
1934年、東京生まれ。
早稲田大学教育学部卒業、日本大学大学院文学研究科地理学専攻修士課程修了。
駒場東邦中学校・高等学校教諭、長野大学・日本大学非常勤講師を歴任。

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