追悼自余(ついとうじよ)
芳賀ひらく著『追悼自余』
ISBN978-4-902695-38-0 C0195
A6判 並製 103ページ
本体1000円+税 150部
2023年3月に死去した伝説的編集者齋藤愼爾氏(深夜叢書社主宰)を哀悼する1章を含む著者最新の逸文11章。短詩4編を併せ収録。
1970年代の学生運動から半世紀、短歌・俳句を手掛かりに、児童文学と平安文学等にかかわる批評を経て、今日的視座の所在を探る。
目次
追悼中山ラビ 併せて季語の虚構について
ハクチョウとガン ―虚構の動物文学
善意と正義の行方
芭蕉のカエル
・カエル
あらざらむこの世のほかの その1
あらざらむこの世のほかの その2
あらざらむこの世のほかの その3
・足 裏
『宝島』海賊の歌 ―うたことばとリズムについて
・タワマン
齋藤愼爾氏のこと
夢のあとに ―追悼中川肇氏
川上徹『査問』/小池真理子『無伴奏』
あとがき