前回に引き続き、秋山さん追悼である。 とは言っても、必要に迫られて棚を整理していたら、かつて複写した新聞の書評が出て来たという偶然があったためだ。 しかし、こうした偶然らしからぬ、暗示的な「出現」は、ひとのよく経験するところかも知れない。 だから、取り上げられた本は他社のものだが、敢えてここに掲げておく。 小社刊『石や叫ばん』の書評はこちらである。
棺を覆いて事定まる、という。 日本の戦後出版界における、秋山氏の仕事の意義は、いくら強調しても強調しすぎることはないと思われる。