滅びゆく水の都江戸・東京 ―甦るか水路と橋
滅びゆく水の都江戸・東京 ―甦るか水路と橋
岩井是道/著
ISBN978-4-902695-19-9
〈水の都〉であった、江戸・東京の記憶をさぐり、世界に冠たる
水上都市ヴェネチアまで足をのばし、東京に残された水路と橋
の現状をみつめなおす
目次
- 目次
- カラー口絵(凞代照覧〈部分〉ほか)
- まえがき
- 第1章 江戸のなりたち
- 水陸交通要衝の地であった江戸
- 江戸城修築に先立つ輸送路の開削
- 水路・橋・道路など都市基盤整備
- 江戸の町には頻繁に火事が発生
- 日本橋大通りの活気とにぎわい
- ヨーロッパ人の見た日本橋界隈
- 第2章 江戸の水路と橋がたどった運命
- 海の埋立てと水路・橋の整備
- 小説家の見た水路と橋
- 大震災と戦禍と高速道路
- 中央区に現存する水路と橋
- 日本橋川と橋の惨めな姿
- 地域を分断する高速道路
- 歴史と文化を軽視する日本
- 第3章 明治23年の水の都東京
- 4月21日、曇り
- 4月22日、曇り
- 4月25日、昨夜から暴風雨
- 4月26日、曇りのち晴れ
- 4月28日、曇り
- 4月29日、雨
- 4月30日、晴れのち曇り
- 5月4日、雨
- 5月6日、晴れのち曇り
- 第4章 水の都の町づくりを支えた橋
- 都市の顔、シンボルとなる橋
- 勝鬨橋、永代橋、吾妻橋
- 柳橋、豊海橋、南高橋
- 日本橋、常磐橋、三吉橋
- 万年橋、扇橋閘門、荒川ロックゲート
- ヨーロッパの都市の橋
- 第5章 水の都ヴェネツィアの旅
- 11月28日深夜
- 11月29日午前、曇り時々晴れ
- 11月29日午後、曇りのち晴れ
- 11月30日、快晴
- 12月1日、快晴
- 12月2日、うす曇り
- 12月3日、うす曇り
- 12月4日、快晴
- 第6章 いま水の都は甦るのか
- 自動車中心から人間中心のまちへ
- 都心に必要な開放的スペース
- 都市直下型大地震への備え
- 都心の高速道路撤去への挑戦
- 地道な取り組みの積み重ね
- 三環状道路の整備状況はどうなのか
- ロードプライシングの導入
- 舟運事業復活へのプロセス
- 水の都江戸・東京の再生への提案
- 第7章 不可能を可能にした人たち
- 横浜の実践的なまちづくりをした人
- 水郷柳川の復活に心血をそそいた人
- 強力なリーダーシップでソウル改造
- 類まれなる資質をもった人物の出現
- あとがき
- 資料提供・所蔵者一覧
- 掲載図作成・参考文献
岩井是道/著
四六判162ページ
本体価格1000円+税・送料(150円)
ISBN978-4-902695-19-9
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