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安住紳一郎の日曜天国

標記のTBSラジオ番組に出るのだという。

他人ごとのように言うが、自分のことである。
次の日曜日。
22日ね。
また連休の中日。

番組は午前10時からはじまるらしいが、私は11時から30分間。

テレビもラジオも、出演経験はいろいろあるが、生放送ははじめてだ。
それも私一人がゲストで、30分だという。

安住紳一郎という人も、番組のことも何も知らない。
なにせ、最近はテレビともすっかりおさらばしていて、ラジオは震災時と入院前後以来ご縁がなかった。

昨日そのことを知人に話したら、その人は「今朝も聴いてましたよ」と言って、ゲストは結構特異なひとたちで、コケ(苔)・アーチストもいた、と教えてくれた。
なかなかの人気番組らしい。

私の最近の著作『古地図で読み解く 江戸東京地形の謎』(二見書房)の版元経由で出演依頼があった。
OKしたのは金曜日。
昨日担当スタッフから、ケイタイに「お名前の、ヒラク」さんは、「ヒラ・ク」さんですか、「ヒ・ラク」さんですか、と問い合わせがあった。
なろほど、ラジオだから、アクセントをどこにおいて発音するか、とくに神経質になるのね、と思ったが、あらためて訊かれると考えてしまう。

当方は「ヒラ・ク」です、と第二音にアクセント(高い音)をおいて言うことが多いが、人から「ヒ・ラクさん」と言われて、「ヒラ・ク」は東北訛りなのかもしれないと思ってしまうこともあった。
それは「東北コンプレックス」かな。

やはり「ヒ・ラク」は不自然だな。
ただし、そのことを強調して言いすぎると「ヒラク・」と、ド訛りになる。
いっそ、「東北のヒラ・ク怪人」で売り出すべきか。
しかし、仙台弁はだいぶ忘れたなあ・・・。

6 Responses to “安住紳一郎の日曜天国”

  1. iGaon 17 9月 2013 at 0:14:33

    その昔、青木 啓と云う音楽評論家がいましてNHK-FM「ジャズ・フラッシュ」のDJを岩浪洋三、児山紀芳、本多俊夫、油井正一らのジャズ評論家諸氏と交代で主にジャズボーカルや往年のスイングジャズ等を紹介してましたが、確か青木 啓 氏は「ヒラ・ク」と自己紹介していたと思います。

  2. collegioon 17 9月 2013 at 9:36:19

    はい、啓をひらくと読むひとに、遠山啓と青木啓がいる、と人には言っていましたが、たしかに青木啓さんは「ひら・く」でしたね。
    ありがとうございます。
    これで30分の話題のひとつが埋められます。

  3. 木村on 18 9月 2013 at 12:44:41

    「ヒラ・ク」と「ヒ・ラク」、声で表示すると一目瞭然というか一聴了解でしょうが、文字で読まされるとよくわかりません。アクセントとイントネーションの区別もはっきり示してくれないと、こんがらかってしまいますよ。

    関連の話題提供……。

    かつて年末にはテレヴィでベートーベンを演っていたのが最近はテレビでヴェートーベンを聴かすようになり、たまにはヴェートーヴェンだったりするらしい。一方、去る6日に死んだわが母はラヂオで島倉千代子なんか聞いていたんだが今ではラジオの時代になってしまった。そういえば一時期芳賀さん流に言えば、じゃなく、書けば、「ショ・パン」と「ショパ・ン」が拮抗して今は元に戻ってしまっている、あれはなんだったのか。

    外来語はヂ・ヅをジ・ズに統一というのはいいが、和語の方はとても統一できないので、かなりの習熟が無いとスムーズ・スムースにいかないことがある。特にこのワープロの変換、芳賀さんの相手は私も知らなかったのが、azumisinnitirou で一発変換した。しかし、阿積さんや安曇さんはそれぞれ異なる。索引でも配列がきれいにできない。河野さんはカにいるか、コにいるか。
    わが町、木更津市では市名にちなんで“君去らずの塔”というのを建てたが市名の方はzuでは絶対変換しない。笑えない事態に小学校の郷土史授業が大混乱。

    いつだったかどの局だったか、「日本民俗学の二人の巨匠」だったか「泰斗」だったかで、柳ダ・柳タ&折グチ・折クチで4とおりの発音が交わされていたことがある。二人とも日本語、正確には“国語”にはうるさかったはずだが、弟子たちはいずれも尊師の尊号として隠微な本家争いをしていることが見えた。

    ヒラクの前に、ハガは問題にならなかったのだろうか? 鼻濁音か否かの確認。確か国語・日本語に反発している“言語”学者の田中克彦はハガのガを「学校」のガとしか発音できなかったと、差別論絡みで告白していた。

    これは、いろいろ考えて後日メモしたいが、千葉県御宿に発祥記念碑のある童謡「月の沙漠」(「砂」じゃない!)、最後の4番冒頭、「広い沙漠を~はるばると云々」を江戸っ子が歌うと「白い砂漠」(「砂」である)になって月光に浮かぶ白砂のイメージが成立するんだって!

    以上、ラディオ番組のネタ用に。

  4. 田島on 22 9月 2013 at 20:02:23

    聴きましたよ。
    低めの落ち着いた声で、中々堂に入った話しぶりでした。
    話の内容構成も、この世界に入るドラマチックなきっかけから、
    お薦めの崖や江戸図の謎の?に至るまで、面白く拝聴。
    30分はあっという間でした。
    出演部分だけ録音しましたので、知人に配ります。

  5. collegioon 22 9月 2013 at 20:27:09

    ありがとうございます。
    いろいろ話したいことを用意していったのですが、その半分も話せませんでした。
    しかし、テレビと違って、ラジオのスタジオというのは、事務棟のほんの一隅。
    普通の会社の事務室の真ん中を通って、どうぞこちらへ、という感じでした。
    3色ボールペンの赤黒をいじくりながら話していたら、マイクが音を拾ってしまうと、赤マジックペンで書いたメモで注意されました。
    拙著の多少の宣伝にはなったかなと。

  6. じんた堂on 23 9月 2013 at 22:45:04

    私も拝聴しました。
    すこし抑え気味に話されたようですが、MAPの語源など興味深い話がとびだし楽しく聴きました。芳賀ワールドにすっかり引きこまれ、おすすめの崖の話の中にあった赤城神社に行ってみたくなりました。

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