下のレントゲン写真を見ると、第三腰椎と第四腰椎の間、第四腰椎と第五腰椎の間がきれいに空いているのに対して、第五腰椎と仙骨の間は隙間自体が失われかけているのがわかる。

その隙間のクッション「椎間板」がはみ出る「椎間板ヘルニア」はよく知られているが、そうではなく椎間板自体が擦り減ってしまった腰椎の椎間板変性症である。
これが腰痛の原因。
まして筋肉や股関節の問題ではない。

8年前に担ぎ込まれ、ブロック注射の後で3週間ほど入院した救急病院の担当医のお見立ては「脊柱管狭窄症」だったが、症状から言ってもそれはまったくの誤診だった。

手術をする気はないから姿勢とリラックスや保温、体操やストレッチを心がける。
この場合はマッケンジー体操は不可、ウィリアムス体操系が妥当と思われるが、やってみるといずれも快である。
さて。

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