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東京人 8月号

退院して間もなくだったが、前々から神保町の三省堂本店で予定されていた《芳賀ひらくさんと歩く 駿河台崖めぐり》という、私の「崖本」のプロモーション企画実施の折、参加してくれた方の中に、雑誌『東京人』の副編集長の田中紀子さんがいて、「〈古道〉特集を考えているので、相談にのってください」とのこと。

忘れたころに連絡があって、話をしていたら、結局書く羽目になった。
思い返せば、中央公論社から独立して『東京人』を主宰していた粕谷一希氏と話する機会があって、その時「書いてみないか」と言われたのを、忙しくてそのままにしていたのはもう20年以上前のような気がする。
その時は、中沢新一にも話した「アースダイバー」のネタのようなことを話したのだから、書いていればもちろん中沢は珍説を披露しないで済んだのだ。

今回は2本の文章を寄稿したのだが、1本は長すぎ、短いもう1本は掲載見送り。
見送り分は、当ブログに「ミチについて ―小平市の後出しじゃんけん」としておいた。
一方、長すぎたほうは長短2つに分けて、6ページの本文と2ページだてのコラムになった。

ここに掲載するのは、それぞれの冒頭1ページである。

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2 Responses to “東京人 8月号”

  1. 木村on 11 7月 2013 at 10:18:36

    というので、久々に『東京人』など手にし、目にする機会を得ました。
     論考の内容については、門外漢としては「ああ、そうですか」という以上に出ることはありませんが、挿画の写真版は印象的でした。
     たまたま、先週頃のNHKの番組「日曜美術館」か何かでムンクを取り上げて、五木博之などがしゃべっていたのを見たこともあって、少々バイアスがかかっているかもしれませんが、冒頭ページの不細工な(細工を施さない、の意、念のため、否、モナ・リザ風微々笑か?)ポートレートはまさしくムンクの自画像、特に最晩年の自画像そっくり。また末尾のシルエットはムンク特有の形象、「叫び」関連連作の一「絶望」に近いムードを漂わせています。
     思い込みすぎはあるかもしれませんが、決して木村一人の錯覚ではないと思いますよ。
     以上、変なサジェスチョンをしたり、心理・背景等を詮索する意図は全くなく、色と形だけの印象を述べただけのことです。

    追伸: 先週土曜日の『日経』紙の付録が「訪ねたい坂」とかでした。

  2. collegioon 11 7月 2013 at 13:56:06

    ははあ、ムンクねえ。
    自分としては、顔の皺がいやに目立つなあ、ジジイになったなあ、
    という感慨しかありませんでしたが。

    マザー牧場も、また行ってみたいですね。
    ただし、この暑さが一段落してから・・・

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