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9月 27th, 2012
9月 27th, 2012
今朝の日経新聞「春秋」
今朝の日経新聞1面右下の「春秋」欄(朝日の天声人語に相当)が、拙著に言及していました。
発売10日目で重版決定ですから、売れているのはわかっていましたが、思わぬところから反響があるもので、吃驚しました。
日経の「春秋」は、この24日の集中豪雨で起きた、横須賀の土砂崩れと電車の脱線事故にからんだ記述ですが、
ちょうど私も、毎月末締切連載原稿(日本地図センター発行『地図中心』の「江戸東京水際遡行」)でこの事故から書き起こし、
40年前の川崎の「ローム層斜面崩壊実験事故」の大惨事(生田緑地の岡本太郎美術館そばに慰霊碑あり)に触れ、
さらに幸田文の短編『崩れ』にまつわる論考(「崩れる」その1)を認めている最中。
川崎の実験事故の「失敗」というか「想定外」のキーワードは、単なる「崩壊」ではなく、ロームの泥流化=「流動化」でした。
民主党や自民党の総裁選の結果、新聞などに登場した、泥鰌や、投げ出し坊ちゃん、の顔写真は、世の中いよいよ「泥流」化してきたことの証のようです。