collegio
7月 25th, 2011
7月 25th, 2011
川内村
1月以上の御無沙汰。
この間、腰の痛みが左から右へ転移。
これもradiationの影響か?
村では、復興と絆を祈念して、例年この時期に行われる、草野心平をしのぶ「天山まつり」を、特例のようなかたちでやるという。
23日の土曜日。
モリアオガエルの縁、蛙の詩人草野心平以来東京者が接待を受ける「祭り」のようで、いつもはあまり気のりしないのだけれど、今回は特別だから押して1泊で出掛けた。
川内村は、フクシマ第一原発から30キロ圏内(一部20キロ圏内)にあって、自主的に「全村避難」した。
避難者の「一時帰宅」第一陣報道で知られることになった村だが、実は放射性物質汚染は周辺の市町村に較べてエアーポケットのように低い。
もちろん場所によってかなりの程度差があるが、村の旧はやま保育所を改装したウチ(別荘兼倉庫。蝉鳴寮:セミナリオと命名)は、写真にもあるように、概ね0.31マイクロシーベルト/時。
2011年7月24日午後2時前後、福島県双葉郡川内村上川内の、地上約1.5mの数値である。
この程度なら都内のホットスポットと大差ない。
とはいっても、一般人の年間許容量1ミリシーベルトとすると、内部被曝を考慮しないでもその2倍半はカブることになる。
0.30を超えると警告音(アラーム)が鳴るので、やたらうるさい。
しかし、村の他の地域、西側の山腹などでは、その倍以上の数値となっているようだ。
全体としては奇跡的な低汚染地域であるからこそ、可能な限り詳細な汚染マップが切実に待たれるのだ。
下の写真のように、同一敷地でも、微細な条件によって汚染度に濃淡がでる。