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2019年の新刊

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旧来流布してきた英仏系探検と世界発見の物語に
あらたにロシアの征服と拡張の道筋を加える
高等学校地理教育者の労作

佐々木路子著『ロシアの地理的「探検」と「発見」』
ISBN978-4-902695-33-5 C1025
A5判 290ページ
上製 本体2400円+税

目次
第1章 17世紀ロシアの「探検」と「発見」
 その1 ロシア人の東進
 その2 バイカル湖へ
 その3 ゼーヤ川からアムール中・下流へ
 その4 レナ川を下って北氷洋へ
 その5 カムチャツカへ
 その6 ロパトカ岬へ
第2章 17世紀シベリアの地図化過程
 その1 レーメゾフのシベリア地図帳
 その2 『ゴドゥノフのシベリア全図』(1667)
 その3 『1672/73年のシベリア全図』
 その4 スパファーリのシベリア地図(1678)
 その5 1687年シベリア地図
 その6 『レーメゾフ地図帳』(1701)
 その7 『レーメゾフの民族誌地図』
第3章 ロシア人が語る「地球発見物語」
 1 はじめに
 2 地理学の誕生
 3 古代ギリシャ・ローマの地理
 4 中世の地理的知見
 5 偉大なる地理上の発見
 6 18・19世紀の地理上の問題と謎
 7 フンボルトと18‐19世紀の地理学
 8 ロシア人の「世界進出」
 9 北極の探検・20世紀の探検
 10 南極と世界の屋根
 11 海に挑む
資料 ウラジミール・アトラーソフのカムチャツカ遠征記
 『第一上申書』(1700)
 『第二上申書』(1701)
主要参考文献
あとがき (佐々木隆爾)

佐々木路子(ささき・みちこ)
1937年 滋賀県彦根市生まれ。
1960年 奈良女子大学文学部史学地理学科(日本史専攻)卒。
日比谷高校などで地歴科教師を歴任。
2004年 東京ロシア語学院本科卒、ロシア語専門士。
2012年 死去。

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