現今の日本列島の愚かさは、
①ハンコ(印鑑)
②戸籍
③元号
に象徴される。

これら日本列島に流通する特異事象は、「世界の非常識」である。
とりわけ①については象牙にかかわり、日本という極東国家は現代ゾウ絶滅の最大の元凶である。

あとは言わずもがな。
なくていいもの、とりわけ「お役所」およびそれに準じる部署のの許認可権を増幅するこうした贅肉は阿呆のしるしである。
戸籍制度は世界にも珍しい。
ヒト家畜でなく、血統は問わないのだから、住民登録で十分である。
元号も言わずもがな。「一世一元の制」は、薩長が発明した「近代天皇制」の虚構のひとつであって、「時間のひとりよがり」以外の意味はない。歴史的にも、天皇一代と元号は決して対応せず、それは人間ではなく暦、ひいては天文の属域にあった。
現代はもうすぐそうではなくなる「平成時代」では決してない。現代は、江戸時代につづく「東京時代」である。
しかしその「東京時代」「東京帝国」も、そろそろ終わりを告げようとしている。
私の『江戸の崖 東京の崖』は、そのことを伝えようとした本なのだが、「地形の本」としか解釈できない、ブラタモリ流の素人地形地誌マニアの阿呆が多すぎるのだ。

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