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新 刊  東京の縄文学

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『東京の縄文学 ―地形と遺跡をめぐって』 
安孫子昭二著 ISBN978-4-902695-27-4  C3021 A5判 296ページ
カラー口絵4ページ 本体2800円+税

「縄文人はなぜ八丈島に渡ったか」から、「奥多摩の石器製作」まで、全37話。

島嶼部から都心部、武蔵野台地、丘陵地、山地へ。
発掘現場とその報告書をたどりつつ明かされる、先人たちの知られざる知恵とその足跡。

カラー口絵、図版、地図多数、東京の縄文土器編年表、参考文献、索引付

安孫子昭二(あびこ・しょうじ)
1944年、山形市生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。博士(歴史学)。
多摩ニュータウン遺跡調査会・東京都教育委員会・大成エンジニアリング株式会社を経て現在に至る。著書『縄文中期集落の景観』『縄文時代の渡来文化』(共編著)。

目 次
■第1章 島嶼の縄文遺跡
第1話・縄文海進と噴火のはざま(大島町下高洞遺跡)/第2話・縄文人はなぜ八丈島に渡ったのか(八丈町倉輪遺跡)◇コラム1・神津島の黒曜石
■第2章 都心の縄文遺跡
第3話・海中から出土した縄文土器(港区汐留遺跡)/第4話・荒川流域の海進と巨大貝塚(北区清水坂貝塚・中里貝塚)第5話・目黒川流域の前期貝塚(品川区居木橋遺跡)/第6話・再開発で発見された貝塚(大田区雪ヶ谷貝塚)/第7話・貝塚発見の経緯をさぐる(荒川区延命院貝塚)蔵台遺跡)/第8話・大森貝塚発掘再考(品川区大森貝塚)/第9話・岬に所在する貝塚とその領域(港区西久保八幡貝塚と愛宕下遺跡)/第10話・貝塚が移転する話(文京区御茶ノ水貝塚)/第11話・皇居内で発見された縄文貝塚(千代田区旧本丸西貝塚)/第12話・妙正寺川流域の環状集落(新宿区落合遺跡)/第13話・都心に残されていた縄文集落(渋谷区鶯谷遺跡)/◇コラム2・“新宿に縄文人現る”
■第3章 武蔵野の縄文遺跡
第14話・1万5千年前のサケ漁(あきる野市前田耕地遺跡)/第15話・9千年前の環状集落(府中市武蔵台遺跡)/第16話・連弧文土器の由来(国分寺市恋ヶ窪遺跡)/第17話・大形石棒4本が出土(国立市緑川東遺跡・立川市向郷遺跡)/第18話・土器作りの謎を解く細密編布痕(府中市本宿町遺跡)/第19話・多摩川低地の後期集落(日野市南広間地遺跡)/第20話・後期の集団墓地(調布市下石原遺跡・町田市野津田上の原遺跡)/第21話・晩期の特殊な祭祀遺構(調布市下布田遺跡)◇コラム3・野川流域の「湧泉」と縄文遺跡
■第4章 丘陵地の縄文遺跡
第22話・震災の跡(町田市小山田13遺跡・TN200遺跡)/第23話・多摩丘陵の大形住居跡群(多摩市和田西遺跡)/第24話・中期集落の3形態(八王子市TN N0.72 ・ 446 ・ 446-B 遺跡)/第25話・東京ではじめて発掘された環状集落(八王子市神谷原遺跡)/第26話・土偶が大量に出土(稲城市TN No. 9遺跡)/第27話・粘土採掘と土器作り(町田市TN Na 248・245遺跡)/第28話・境川流域の拠点集落(町田市忠生AI遺跡)/第29話・中期末から後期の霊場(八王子市小田野遺跡)/第30話・切目石錘で編布を編んでみる(野津田上の原・八王子市深沢遺跡)/第31話・縄文土器はなぜ変化するのか(町田市鶴川M遺跡・稲城市平尾9遺跡)/第32話・東京のストーンサークル(町田市田端遺跡)/第33話・晩期の拠点的大集落(町田市なすな原遺跡)/第34話・漆工芸の集落(東村山市下宅部遺跡)/◇コラム4・AMS炭素年代測定値の暦年較正の問題
■第5章 山地の縄文遺跡
第35話・関東山地の狩り(檜原村中之平遺跡)/第36話・多摩川上流の中期集落(青梅市駒木野遺跡)/第37話・奥多摩の石器製(奥多摩町白丸西の平・海沢下野原遺跡)

◇東京の縄文遺跡編年表

あとがき/参考文献/索引

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