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12月 13th, 2012
12月 13th, 2012
新聞紹介
拙著『江戸の崖 東京の崖』刊行後3ヶ月を過ぎた。
『日経新聞』や『東京新聞』での紹介はあったが、本格的な書評はまだ出現していない。
一昨日、仙台地方の友人から、日曜日(2012年12月10日)の『河北新報』で紹介記事が出ていたと知らせてきた。
「東北の本棚」のコーナーだという。
東京のことを書いたのに、「東北の本棚」とはこれいかにとは思ったものの、取り上げてくれたのはありがたい。
著者が仙台出身ということで、文化部の記者が着目したようだ。
記事は手際よくまとめてある。
河北新報のサイト(ブックレビュー)にも掲載されている。
http://flat.kahoku.co.jp/u/bookreview/7GydCSPtnF04vhpHUZQL
しかしやはり、本書をじっくり読み込んで評価してくださる、記名入りのの書評が待たれる。
何度も繰り返すが、拙著の精髄は、最近流行の、マニアックな「地形景観カタログ」にあるのではない。
オープニング・ページに、「フクシマの地霊に」(To The Genius Loci of Fukushima, A Happy Island)と献辞を置いたのは伊達ではない。
東京の、そして日本列島の「現、存在自体」が、「崖」だと言っているのだ。