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ご覧の通り、「茶房」はゴールデンウイーク最終日の昨日その2期目を終えた。
昨年12月23日の当ブログでも紹介したが、第1次「茶房」(早稲田文庫)を懐かしむ筆者にとってはまことに感慨深いものがある。
第2次「茶房」(武蔵野文庫)オーナーの日下氏は小・中・大と同じ学び舎にあって学年は1つ上。昨年後期高齢者の域に入り、引き際を考えていたのだろう。「もう辞めようと思うんだ」と打ち明けられた当初お店のこととはつゆ知らず、てっきり「酒」だと思って「それはよかった」と言ってしまったのは相手の機微に疎い証拠であった。
冒頭の葉書は300枚つくって200枚郵送したらしい。このゴールデンウイークの間は、客が絶えなかったという。

何事もはじめと終りがある。有終の美という言葉もある。こちらは倒れるまで歩みを止めるわけにはいかないが、直接客に向かう仕事はそうもいかないだろう。
39年間だから、吉祥寺のカフェとしてはよほどの老舗である。「有限会社」にしていたとは知らなかった。3期目の店を継ぐ齋藤園佳氏は銀行の紹介という。その人となりについて日下氏は詳しくは知らないらしい。ただし井伏鱒二の額なども、当面は貸与のかたちでそのまま、店もメニューも、しばらくは変わらないようだ。

早稲田時代の「茶房 早稲田文庫」の記念に、昨日日下氏から譲ってもらった第1次「茶房」オーナー富安龍雄氏手づくりのマッチ箱のラベルと「茶房 早稲田文庫」の絵葉書封筒(モノクロ写真葉書5枚入)を以下に掲げる。

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