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読まれるべきことば

いまこの列島で読まれるべきことばとして、藤原辰史「パンデミックを生きる指針 ―歴史研究のアプローチ」以上のものを知らない。

https://www.iwanamishinsho80.com/post/pandemic

One Response to “読まれるべきことば”

  1. 岩内 省on 15 5月 2020 at 12:38:05

    芳賀様、

    岩波の藤原稿を読んでもまだ時間があれば、ぜひ筑摩の重田園江稿、さらにその発想源となっているマイク・デイヴィス稿を読みましょう。
    藤原の悲観的な歴史総括は理解できますが、ペストもスペイン風邪も乗り越えて人類は「発展」してきたと楽観することもできそうです。
    重田はフーコーの監獄論を出発点に「感染症とは社会的なものだ」としてアフリカ等の実情への危機感を表明しています。こちらも著者の危惧と葉別に、コロナを生き延びた少数のアフリカ人はさらに強健な体力を備えて抬頭するかもしれません。
    とにかく、人類絶滅には至らないでしょうが、大量死の過程を自然淘汰、社会淘汰、優勝劣敗、優性保護に陥らずに理解しなくてはいけないのですが……。

    重田 園江「パンデミックの夜に」(webちくま、5月8日)http://www.webchikuma.jp/articles/-/2026
    マイク・デイヴィス , 重田 園江訳「大疫病の歳に―マイク・デイヴィス ,コロナを語る」(同、4月7日)
    www.webchikuma.jp/articles/-/2004?page=2

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